午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.865%に低下
18日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。米長期金利の上昇が一服したことが国内債の追い風となり、寄り付きから買い優勢の展開が続いた。
17日に実施された米20年債入札が堅調な結果となったことを受け、同日の米長期債相場が3営業日ぶりに反発(金利は低下)したことを手掛かりに債券先物は堅調にスタート。日米韓の財務相会合をきっかけにドル高・円安の進行に歯止めがかかり、足もとで警戒されていた「円安進行は輸入物価の上昇を招くことから国内のインフレ圧力につながり、日銀の追加利上げを後押しする可能性がある」との見方が後退したことも債券の支えとなったようだ。朝方の買いが一巡したあとは伸び悩む場面もあったが、日銀の野口旭審議委員が講演で慎重な政策運営の必要性を主張したことが伝えられると再び買いが流入した。午後は財務省が行った流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)を無難に通過した安心感に加え、時間外の米長期金利が水準を切り下げたことが相場の押し上げ要因となり、先物は一時144円47銭まで上伸した。
先物6月限の終値は、前日比30銭高の144円41銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.015%低下の0.865%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
17日に実施された米20年債入札が堅調な結果となったことを受け、同日の米長期債相場が3営業日ぶりに反発(金利は低下)したことを手掛かりに債券先物は堅調にスタート。日米韓の財務相会合をきっかけにドル高・円安の進行に歯止めがかかり、足もとで警戒されていた「円安進行は輸入物価の上昇を招くことから国内のインフレ圧力につながり、日銀の追加利上げを後押しする可能性がある」との見方が後退したことも債券の支えとなったようだ。朝方の買いが一巡したあとは伸び悩む場面もあったが、日銀の野口旭審議委員が講演で慎重な政策運営の必要性を主張したことが伝えられると再び買いが流入した。午後は財務省が行った流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)を無難に通過した安心感に加え、時間外の米長期金利が水準を切り下げたことが相場の押し上げ要因となり、先物は一時144円47銭まで上伸した。
先物6月限の終値は、前日比30銭高の144円41銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.015%低下の0.865%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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