午前:債券サマリー 先物は反発、米債券高が支援材料

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/04/18 11:43
 18日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。17日に実施された米20年債入札が堅調な結果となったことを受け、同日の米長期債相場が反発(金利は低下)したことが支援材料となった。

 ただ、債券先物は寄り付き直後に144円33銭をつけたあとは上値が重くなった。米連邦準備理事会(FRB)が17日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、米経済が2月下旬以降「わずかに拡大」と総括しており、米景気の堅調さから米金利の先高観は依然として根強い様子。また、この日に財務省が行う流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)の結果を見極めたいとする向きも多く、一時144円19銭まで伸び悩む場面があった。

 午前11時の先物6月限の終値は、前日比16銭高の144円27銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.880%で推移している。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ