午後:債券サマリー 先物は続落、日銀オペ結果「弱め」で長期金利0.885%に上昇
17日午後の債券市場で、先物中心限月6月限は続落した。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退するなかで、前日の米国市場で長期債相場が下落(金利が上昇)し、円債相場の重荷となった。日銀がこの日実施した国債買い入れオペは、オファー額が据え置かれたものの、「残存期間5年超10年以下」の応札倍率が上昇し、債券の保有ニーズの乏しさが示唆され、売りを促す要因となった。
FRBのパウエル議長が討論会の中での発言で、インフレが高止まりした状況を指摘したうえで、金融引き締め環境の継続を示唆した。これを受けて米長期金利が上昇(債券価格は下落)し、朝方の円債市場で先物は軟調な滑り出しとなった。日銀の追加利上げ観測がくすぶるなかで、17日に日銀が実施した4本の定例国債買い入れオペで、オファー額が据え置かれると先物は下げ渋った。一時144円20銭まで戻したが、買い戻しの流れは続かなかった。日銀のオペの結果を受けて午後に再び売り直しの動きとなった。
先物6月限は前営業日比21銭安の144円11銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は0.020%高い0.885%に上昇した。
出所:MINKABU PRESS
FRBのパウエル議長が討論会の中での発言で、インフレが高止まりした状況を指摘したうえで、金融引き締め環境の継続を示唆した。これを受けて米長期金利が上昇(債券価格は下落)し、朝方の円債市場で先物は軟調な滑り出しとなった。日銀の追加利上げ観測がくすぶるなかで、17日に日銀が実施した4本の定例国債買い入れオペで、オファー額が据え置かれると先物は下げ渋った。一時144円20銭まで戻したが、買い戻しの流れは続かなかった。日銀のオペの結果を受けて午後に再び売り直しの動きとなった。
先物6月限は前営業日比21銭安の144円11銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は0.020%高い0.885%に上昇した。
出所:MINKABU PRESS
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