富士石油が反発、出光との資本・業務提携発表が改めて株価刺激材料に◇
富士石油<5017.T>が反発スタート。取引開始時点から大口の買い注文が観測され、前日に割り込んだ500円台を再び回復した。石油精製会社の中堅だが、主要販売先である出光興産<5019.T>と資本・業務提携に関する合意書を締結したことを16日取引終了後に発表した。出光は国内発電大手のJERAが保有する富士石油の全株式を取得し、富士石油を持ち分法適用関連会社とする予定。これに伴い原油の調達・輸送や脱炭素燃料の拠点整備などで協業し、エネルギー事業の再構築を図る構え。出光は3月に住友化学<4005.T>から富士石油株を取得し既に筆頭株主となっていたが、今回の株式取得を伴う提携強化の動きが業容拡大期待につながり、富士石油の株価を改めて刺激している。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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