パウエル議長、利下げ開始の先延ばしを示唆 ドル円は154.65円付近=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は154.65円付近での推移となっている。午後のパウエルFRB議長のパネル討論会での発言が伝わり、最近のインフレ指標から判断して、利下げに必要な確信を得るのにはより長い時間がかかる可能性が高いとの認識を示した。
議長は「インフレは昨年末に速いペースで鈍化したものの、その後は一段の進展が見られないと指摘。物価上昇圧力が根強く続いた場合は、必要な限り金利を据え置くことが可能だ」と述べた。「最近のデータがわれわれの確信を深めるものでないことは明らかであり、それどころか確信を得るには想定以上に時間がかかる可能性が高いことを示唆している」と語った。
また「労働市場の強さとこれまでのインフレ面での進展を踏まえると、景気抑制的な金融政策が作用する時間をさらに与え、当局としてデータと変化する見通しを指針とするのが適切となろう」と述べた。
市場の年内利下げ期待の後退を正当化する内容となっており、短期金融市場では、年内の利下げが1回に留まる確率を上昇させている。
ただ、すでに織り込まれている内容でもあり、市場の反応も一時的に留まっている。
USD/JPY 154.68 EUR/USD 1.0629
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
議長は「インフレは昨年末に速いペースで鈍化したものの、その後は一段の進展が見られないと指摘。物価上昇圧力が根強く続いた場合は、必要な限り金利を据え置くことが可能だ」と述べた。「最近のデータがわれわれの確信を深めるものでないことは明らかであり、それどころか確信を得るには想定以上に時間がかかる可能性が高いことを示唆している」と語った。
また「労働市場の強さとこれまでのインフレ面での進展を踏まえると、景気抑制的な金融政策が作用する時間をさらに与え、当局としてデータと変化する見通しを指針とするのが適切となろう」と述べた。
市場の年内利下げ期待の後退を正当化する内容となっており、短期金融市場では、年内の利下げが1回に留まる確率を上昇させている。
ただ、すでに織り込まれている内容でもあり、市場の反応も一時的に留まっている。
USD/JPY 154.68 EUR/USD 1.0629
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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