米消費者センチメント、21年7月以来の高水準

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/03/29 00:41
 きょうはミシガン大消費者信頼感指数の確報値が発表になっていたが、79.4に上方修正され、21年7月以来の高水準となっていた。株高とインフレ鈍化が継続するとの見方が追い風となり、3月末にかけて著しく改善している。また、インフレ期待も鈍化しており、5-10年先のインフレ期待は昨年9月以来の低水準となった。

 ミシガン大は発表文で「インフレ期待が大きく低下しただけでなく、インフレを巡る不確実性も著しく緩和された。その結果、インフレは短期的にも長期的にも鈍化し続けるとの見方が広がった」と述べた。

 「11月の大統領選挙を前に経済の方向性に関して一段の手掛かりが待たれる中、最近のデータはセンチメントが安定していることを示している」とも語っている。

 同指数は支持政党ごとの統計も調査しているが、消費者センチメントは共和党支持者と民主党支持者の両方で顕著に改善したが、無党派層では低下した。

*ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(3月)23:00
結果 79.4
予想 76.5 速報 76.5

*1年先のインフレ期待
結果 2.9%
予想 3.1% 速報 2.9%

*5-10年先のインフレ期待
結果 2.8%
予想 2.9% 速報 2.9%

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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