◆ “膠着” - 上値は重く、しかし下値も堅い…
昨日のドル円は“方向不在”といった展開でした。
日本が「期末週の初日」であること、欧米勢が「イースター休暇前」であること等から、積極的な売買が手控えられているからです。
このため米10年債利回りも緩やかに上昇したものの、“151円半ば(高値は151.535円)”では上値を押さえられました。
東京タイム序盤に流れた『適切な行動を取る準備は既にできている』との神田財務官発言も、「円買い介入」への警戒感となって上値を押さえた印象は否めないところです。
一方「日米金利格差は当面高水準を維持」との見方が蔓延しているため、安値では“ドル買い需要”は旺盛といえます。
このため“下値の堅さ”は維持されており、“151円割れ”には至ることなく、昨日の取引を終えています。
◆ 本日も“同様の展開”…?
本日も上値では「円買い介入」への警戒感が、一方の下値では「旺盛なドル買い需要」が台頭すると見られます。
特に先週21日NYタイムに乗せてからは一度も“151円台”を割り込んでいませんので、その“底堅さ”が大きく剥落する展開は想定しづらいと見られます。
一方で「期末週」「イースター休暇前」というスケジュール感を踏まえれば、新規のポジション構築が手控えられるのはある意味で自然な姿です。
そうなると“さらなる上値模索/下値模索”は、いずれも抑制されるという可能性が高いということになります。
◆ ただし楽観は禁物…!? - 変動エネルギーの存在が…
ただし“膠着”が続いているだけに、「変動エネルギー」は“ある程度膨らんでいる”と見るのが自然でもあります。
「期末要因のフロー拡大」や「米10年債利回りの上昇トレンド回帰」等でもなければ動きづらいとは考えますが、“上抜けor下抜け”た際のリスク管理はしっかりと想定しておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
153.300(90/6/29高値)
153.000(大台)
152.604(+2σ)
152.300(90/7/6高値)
上値5:152.109(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:151.952(22/10/21高値、22/11/13高値、大台)
上値3:151.858(3/22高値《年初来高値》、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:151.656(ピボット1stレジスタンス)
上値1:151.535(3/25高値)
前営業日終値:151.428
下値1:151.205(+1σ)
下値2:151.141(ピボット1stサポート)
下値3:151.002(3/22-25安値、大台)
下値4:150.878(3/21~3/22の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:150.646(3/21~3/22の76.4%押し、ピボットローブレイクアウト)
150.272(3/21安値)
150.000(大台)
149.804(3/8~3/22の38.2%押し)
149.639(20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)
149.169(3/8~3/22の50%押し、日足・一目均衡表基準線、50日移動平均線)
《10:35》
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