ヤマザキ、今期経常を一転赤字に下方修正、配当も5円減額

　ヤマザキ <6147> [東証Ｓ] が3月21日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常損益を従来予想の2500万円の黒字→1億2000万円の赤字(前期は2億1300万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億1900万円の黒字→2600万円の赤字(前年同期は1億1800万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→10円(前期は10円)に大幅減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、3月に販売が集中する工作機械部門において、客先都合により一部専用工作機械が翌期以降にずれ込んだことに加え、輸送用機器部門及びベトナム子会社の販売が予想以上に減少したため、当初予想を下回る見込みであります。　利益につきましては、前期に比べ案件ごとの利益率は大幅に改善してきているものの、工作機械部門及び輸送用機器部門の両部門において、売上不足により人件費等の固定費を回収出来なかったことに加え、工作機械部門においては、販売の集中する3月に大幅な利益を見込んでいた利益率の高い案件が翌期以降にずれ込んでしまったことや案件の集中により予想以上に製作コストが発生したこと等により、当初予想を下回る見込みであります。

　　2024年3月期の配当予想につきましては、期末配当を15円としておりましたが、上記業績により誠に遺憾ながら１株当たり10円の配当とさせていただきます。