ワタミとローソン、配送に関する初の協業を開始 配送トラックの非稼働時間を活用した物流シェアリング

配信元:PR TIMES
投稿:2024/03/14 16:48
4月6日(土)から、首都圏のワタミの宅食営業所20カ所でスタート


 ワタミ株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役 会長兼社長:渡邉 美樹、以下「ワタミ」)と株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役 社長:竹増 貞信、以下「ローソン」)は商品配送トラックの「物流シェアリング」を4月6日(土)から開始します。
 ローソン店舗への商品配送を行っているトラックの非稼働時間を活用して、ワタミが運営する「ワタミの宅食」の商品を埼玉県東松山市の製造工場から首都圏(東京都・埼玉県)の営業所約20ヵ所へ配送します。配送トラックのシェアリングを行うのは両社ともに今回が初(※)となります。物流の2024年問題に対して、業界の垣根を超えた連携をすることで持続可能な店舗網の構築を目指してまいります。
※一時的な実験を除く
ワタミ手づくり厨房(東松山の製造工場)
ローソンの配送車両(イメージ)










<取り組みの背景>
 「ワタミの宅食」では、全国(北海道、青森、岩手、秋田、鳥取、沖縄除く)523ヵ所の営業所から、1日23万食(平日)を配送しています。物流の2024年への対応としてドライバーの労働時間を考慮した配送コースで対応していましたが土日祝日になると自炊や家族で食事をする機会が増えるなどの理由で、配送数が大きく減少することから1台当たりの積載効率が低く、配送網の効率化が課題となっていました。
 一方、ローソンでは昨年12月から順次、2024年4月施行の働き方改革関連法への対応やCO2排出量の削減およびコスト抑制につながるため、弁当・惣菜・デザートなどのチルド・定温商品の配送回数を1日3回から2回に切り替えを進めています。この切り替えにより、一部の配送車に非稼働時間が生まれることから当該時間帯での有効活用を検討しており、協業先を探していました。
 今回、配送する商品の温度帯やシェアリング可能な時間帯が合致した事や両社の物流拠点が近かった事から、双方の課題解決および持続可能な配送網を構築する事ができると考え、協業に至りました。今後、2024年度中を目途に順次エリアへの拡大を目指してまいります。

<協業内容>
・開始日および実施日:4月6日(土)から開始し、土曜・日曜・祝日に限定して実施
・対象地域:東京都、埼玉県の営業所約20ヵ所
(同エリアで土日祝に稼働している営業所総数は約100ヵ所)
・配送時間帯:夜間から早朝にかけて
・対象となる商品数:約3,200食/1日平均

<今回のスキーム(イメージ図)>
「ワタミの宅食」の物量が減る土日祝に関して、埼玉県三芳町を物流拠点としているローソン車両で、東松山市の製造工場にて商品を積み込み、「ワタミの宅食」の対象となる営業所へ配送。


<配送エリアイメージ>
土日祝について、ワタミの配送網+ローソンの配送網を活用して、各営業所へ配送


■ご参考:ワタミが運営する「ワタミの宅食」について


「ワタミの宅食」は、日替わりの食事と“まごころ”をお届けする事で“社会を支えるインフラ”となることを目指し、事業を展開しています。健康に配慮した日替わりのお弁当・お惣菜約24万食/日をお客様と同じ地域に住む“まごころスタッフ”が1軒1軒、「手渡し」を基本にお届けしています。“まごころスタッフ”から直接「手渡し」することで、お客様とのふれあいやコミュニケーションを生み出すことを大切にしています。
 毎日の食事にお困りの高齢者の方にお食事をお届けする一方で、まだまだ働きたいとお考えの元気な高齢者の方にも事業に参画していただき一緒に高齢者の方を支えていきたいと考えています。病者・高齢者食宅配市場「売上シェア13年連続No.1」を達成しています。(2010年~22年)
配信元: PR TIMES

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