午後:債券サマリー 先物は続伸、10年債入札は無難に通過
5日の債券市場で、先物中心限月3月限は3日続伸。朝方の売りが一巡したあとは持ち直す動きとなり、財務省が実施した10年債入札を無難に通過すると買い安心感が広がった。
債券先物は売り優勢でスタートし、寄り付き直後に146円27銭まで下押す場面があった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言(6~7日)などを控えるなか、4日の米長期債相場が持ち高調整の動きなどから4営業日ぶりに反落(金利は上昇)したことが国内債に影響。また、総務省が発表した2月の東京都区部消費者物価指数(CPI)で、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前年同月比で2.5%上昇と日銀の物価安定目標の2%を2カ月ぶりに上回ったことで、政策正常化を後押しする可能性があるとの見方もあったようだ。ただ、一段と売り込む動きは目立たず、午後に入ると10年債入札の結果を受けた買いが流入。応札倍率は3.24倍と前回の3.65倍を下回ったものの、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が4銭と前回(2月1日)の7銭から縮小したことが好感された。
先物3月限の終値は、前日比10銭高の146円55銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.015%低下の0.695%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
債券先物は売り優勢でスタートし、寄り付き直後に146円27銭まで下押す場面があった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言(6~7日)などを控えるなか、4日の米長期債相場が持ち高調整の動きなどから4営業日ぶりに反落(金利は上昇)したことが国内債に影響。また、総務省が発表した2月の東京都区部消費者物価指数(CPI)で、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前年同月比で2.5%上昇と日銀の物価安定目標の2%を2カ月ぶりに上回ったことで、政策正常化を後押しする可能性があるとの見方もあったようだ。ただ、一段と売り込む動きは目立たず、午後に入ると10年債入札の結果を受けた買いが流入。応札倍率は3.24倍と前回の3.65倍を下回ったものの、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が4銭と前回(2月1日)の7銭から縮小したことが好感された。
先物3月限の終値は、前日比10銭高の146円55銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.015%低下の0.695%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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