今年のテーマ「新紙幣関連」の割安株など
◆日本プリメックス
プリンタや電子機器を開発・販売。
先週は今期業績予想の上方修正を発表し、さらに本日朝方には今期配当の増額修正を発表。期末一括配当計画を20円から25円(前期は20円)に増額している。7月に始まる新紙幣の流通に関わるミニプリンタの需要が増加しているようで、業績見通しは良好のようだ。また、継続的に高水準の株主還元を実現する意向を示していることも好感できる。PBR:0.6倍台の割安感も新たな投資資金を呼び込みそうだ。
◆ステムリム
大阪大学発のバイオベンチャー。「再生誘導医薬」を開発。
先週は、塩野義製薬(4507)に導出済みの再生誘導医薬開発候補品レダセムチド(HMGB1)から創製したペプチド医薬「S005151」を利用したた外傷性軟骨欠損症、変形性関節症、および離断性骨軟骨炎に対する新規治療に係る用途特許について、日本で登録されることが明らかとなった。今週はバイオ株の動意付きが散見される。同銘柄は月足チャートが2021年以来の安値圏をにあり、リバウンド期待で注目。
◆AppBank
ゲームやスマホ関連記事や紹介サイトを運営。
2/16に広告代理業のPLANA社と資本業務提携契約を締結することを発表。PLANA社を割当予定先とする第三者割当増資も明らかにしている。AppBankは赤字決算が続いているが、東証グロース市場の定める上場廃止基準「上場後10年経過後に時価総額40億円以上」の早期達成に向け、今後は事業の選択と集中を決定し、赤字事業の整理とコスト削減を実施していく方針を示している。今回の材料は経営再建への第1歩として捉えられ、期待感が先行する相場となる可能性があり注目。
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