午後:債券サマリー 先物は続伸、10年債入札結果は弱めも買い流入
5日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸。財務省が実施した10年債入札は弱めの結果となったが、警戒感が強まっていた反動から買いが流入した。
前日の米長期債相場は持ち高調整の動きなどから反落(金利は上昇)したものの、東京市場への影響は限定的だった。この日の時間外取引で米長期金利が低下したことが下支えとなり、債券先物は朝方の売りが一巡したあとは値を戻す展開。総務省が朝方発表した11月の東京都区部消費者物価指数の伸びが2カ月ぶりに縮小し、日銀による金融政策の早期正常化観測が後退したことも相場を押し上げる要因となった。午後は10年債入札の結果を受けて一時146円38銭まで軟化する場面もあったが、その後は切り返して146円73銭まで上伸。事前の警戒感が強かったことからイベント通過で買い戻しが入ったようだ。なお、10年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が9銭と前回(11月2日)の5銭から拡大し、応札倍率は2.82倍と前回の3.62倍を下回った。
先物12月限の終値は、前日比20銭高の146円73銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.020%低下の0.665%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
前日の米長期債相場は持ち高調整の動きなどから反落(金利は上昇)したものの、東京市場への影響は限定的だった。この日の時間外取引で米長期金利が低下したことが下支えとなり、債券先物は朝方の売りが一巡したあとは値を戻す展開。総務省が朝方発表した11月の東京都区部消費者物価指数の伸びが2カ月ぶりに縮小し、日銀による金融政策の早期正常化観測が後退したことも相場を押し上げる要因となった。午後は10年債入札の結果を受けて一時146円38銭まで軟化する場面もあったが、その後は切り返して146円73銭まで上伸。事前の警戒感が強かったことからイベント通過で買い戻しが入ったようだ。なお、10年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が9銭と前回(11月2日)の5銭から拡大し、応札倍率は2.82倍と前回の3.62倍を下回った。
先物12月限の終値は、前日比20銭高の146円73銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.020%低下の0.665%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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