*14:00JST プロディライト Research Memo(10):積極経営継続で前期を上回る成長を期待
■業績動向
3. 2024年8月期の業績見通し
2024年8月期業績についてプロディライト<5580>は、売上高が前期比14.4%増の2,296百万円、営業利益が同50.9%増の195百万円、経常利益が同52.1%増の192百万円、当期純利益が同40.9%増127百万円と、前期を上回る高い成長を見込んでいる。
ウクライナ情勢による資源価格の高騰や日米金利差による円安の影響などにより国内物価の上昇が続いているが、新型コロナウイルス感染症に対する規制緩和や政府の総合経済対策などによって、日本経済は引き続き緩やかな回復基調が予想されている。このような環境下、同社はAIを活用したオプションサービスを順次開発して「INNOVERA PBX 2.0」の進化に注力し、中期経営計画の達成を目指すとともに、「電話のあり方」を変える「電話のDX」を実現していく方針である。このため、パートナープログラムの拡充によって一層の販売力強化を進めるとともに、「INNOVERA PBX 2.0」のAI技術を応用したオプションサービスの第4弾となる「音声合成」の開発や、他社とのAPI連携などに注力する計画である。
2024年8月期に入って、AI技術の活用に関しては「INNOVERA Emotion」の基本発明を特許出願、パートナープログラムについては電話関連商材の老舗大手と販売パートナー契約を締結した。また、連携に関しては、TOAとの連携のなかでスマートフォンなどから場内アナウンスなど放送が行えるソリューションの提供を開始する一方、エイツーが提供する電話端末などから電子錠の操作や構内放送を行うことができるVoIP機器「LANdeVOICE」との連携を開始した。このように同社は積極経営を続けていることから、顧客も主要都市圏の中堅企業オンリーから大型企業や地方企業へと広がりを見せ始めているようだ。このため、足元の重要指標である「INNOVERA」のアカウント数と「IP-Line」のチャネル数は順調に拡大しており、通期の売上高も前期を上回る伸びが見込まれる。一方、リカーリング収益がメインの「INNOVERA」と「IP-Line」が伸びていることから、採用増と給与アップにもかかわらず粗利ミックスの向上と販管費率の抑制が効き、同社予想のように、営業利益が売上高の伸びを大きく上回ることが十分想定される状況となってきた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<SO>
3. 2024年8月期の業績見通し
2024年8月期業績についてプロディライト<5580>は、売上高が前期比14.4%増の2,296百万円、営業利益が同50.9%増の195百万円、経常利益が同52.1%増の192百万円、当期純利益が同40.9%増127百万円と、前期を上回る高い成長を見込んでいる。
ウクライナ情勢による資源価格の高騰や日米金利差による円安の影響などにより国内物価の上昇が続いているが、新型コロナウイルス感染症に対する規制緩和や政府の総合経済対策などによって、日本経済は引き続き緩やかな回復基調が予想されている。このような環境下、同社はAIを活用したオプションサービスを順次開発して「INNOVERA PBX 2.0」の進化に注力し、中期経営計画の達成を目指すとともに、「電話のあり方」を変える「電話のDX」を実現していく方針である。このため、パートナープログラムの拡充によって一層の販売力強化を進めるとともに、「INNOVERA PBX 2.0」のAI技術を応用したオプションサービスの第4弾となる「音声合成」の開発や、他社とのAPI連携などに注力する計画である。
2024年8月期に入って、AI技術の活用に関しては「INNOVERA Emotion」の基本発明を特許出願、パートナープログラムについては電話関連商材の老舗大手と販売パートナー契約を締結した。また、連携に関しては、TOAとの連携のなかでスマートフォンなどから場内アナウンスなど放送が行えるソリューションの提供を開始する一方、エイツーが提供する電話端末などから電子錠の操作や構内放送を行うことができるVoIP機器「LANdeVOICE」との連携を開始した。このように同社は積極経営を続けていることから、顧客も主要都市圏の中堅企業オンリーから大型企業や地方企業へと広がりを見せ始めているようだ。このため、足元の重要指標である「INNOVERA」のアカウント数と「IP-Line」のチャネル数は順調に拡大しており、通期の売上高も前期を上回る伸びが見込まれる。一方、リカーリング収益がメインの「INNOVERA」と「IP-Line」が伸びていることから、採用増と給与アップにもかかわらず粗利ミックスの向上と販管費率の抑制が効き、同社予想のように、営業利益が売上高の伸びを大きく上回ることが十分想定される状況となってきた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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