五洋建など建設株が軟調、「防衛強化へ空港・港湾拡充」報道も円安基調が重荷◇
五洋建設<1893.T>や不動テトラ<1813.T>が朝高後に下げに転じ、若築建設<1888.T>など海上土木株は冴えない展開。舗装関連では東亜道路工業<1882.T>、世紀東急工業<1898.T>、日本道路<1884.T>が安い。29日付の日本経済新聞は「政府は防衛力強化の目的で拡充する公共インフラの候補として10道県の33空港・港湾を選定した」と報じた。滑走路の延伸や岸壁の増築に向け、地方自治体と近く協議を始めるという。関連株の一角には受注面でのプラス効果を見込んだ買いが先行したものの、足もとでドル円相場は1ドル=149円台半ばと円安基調を継続している。円安による資材価格の上昇が収益圧迫要因となる建設株に対しては、上値を追うムードは乏しく、次第に売り圧力が強まった。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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