【注目】業績V字回復＆増配銘柄など-あすなろ投資顧問CEO大石やすし

オーテック、ハビックス、シーズメン

◆オーテック
空調自動制御システムの工事やメンテナンスなど。
昨日引け後に配当予想の増額修正を発表。2024年3月期の期末配当予想を90円から113円に増額した。前年同期比では28円増配を見込む。足元の業績も回復基調にあり、8月に発表の1Q決算では経常損益が1億2400万円の黒字（前年同期は1000万円の赤字）に黒字転換。前場は一時ストップ高まで上昇。板が薄いため乱高下や売り損ねには注意。

◆ハビックス
不織布や衛生向け原紙を製造。
1Q決算では経常利益が前年同期比46.2％増の1億5200万円に拡大して着地。主力の業務用クッキングペーパーやおしぼり向け製品の販売が回復基調にあり、通期予想は黒字転換を計画している。株価は420円を前に足踏み状態だが、下値を切り上げながら高値圏を維持している。月足はゴールデンクロス間近。

◆シーズメン
衣料品小売りやメタバースファッション事業等を展開。
7月に発表の1Q業績は営業損益が3600万円の黒字で着地し、通期計画の6000万円黒字に対する進捗率は60％に到達。さらに先日は、YouTuberのグッズやイベントを手掛けるMaking ideal社との業務提携を発表。Making ideal社は有名インフルエンサーやYouTuberを擁しており、この協業により新規顧客の獲得や事業拡充が期待される。チャートは2～3月を起点とする三角持合いの様相で、いよいよ煮詰まり感が出始めており、間もなく明確な方向感が出てくると見て監視している。

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