船場、2Qは減収着地も、注力分野を中心に受注残高が増加 売上高・営業利益の通期業績予想は達成見込み
2023年12月期第2四半期決算説明
八嶋大輔氏:みなさま、こんにちは。株式会社船場、代表取締役社⻑の⼋嶋でございます。当社の2023年12⽉期第2四半期決算の決算説明をご覧いただき、誠にありがとうございます。
目次
本⽇は2023年12⽉期第2四半期の決算の状況及び通期業績⾒通し、第2四半期のトピックスについてご説明します。
まずは、2023年12⽉期第2四半期の決算についてご説明します。
業績ハイライト
2023年12⽉期第2四半期の決算の業績ハイライトです。売上⾼については、予算どおりの進捗をしていますが、前年は上期に大型物件が集中し、売上が上期偏重型だったこともあり、前年比で減収となっています。
営業利益についても、売上高減少に伴う利幅の縮小の影響が大きく、前年比で減益となっています。
親会社株主に帰属する四半期純利益については、不動産売却に伴う特別利益の計上等もあり、前年同期比180.8パーセントと増益となっています。
連結損益計算書
連結損益計算書です。売上高は専門店やオフィス・余暇施設等での売上高が減少し、前年同期比87パーセントの111億3,900万円となりました。
売上総利益は、継続的な工事原価低減への取り組みやDX推進などによる生産性向上に努め、売上総利益率は17.6パーセントと高水準を維持できていますが、売上高減少に伴い前年同期比95パーセントの19億5,800万円となりました。
販管費は人件費の増加やIT投資もあり、前年同期比105.9パーセントの16億1,100万円となりました。
その結果、営業利益は3億4,700万円、経常利益は4億5,200万円と前年比で減益となりましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は固定資産売却もあり前年同期比180.8パーセントの4億2,400万円と増益となっています。
連結売上高:国内・海外売上内訳
国内・海外の売上高の内訳です。国内は大型店舗の出店スケジュールの変更及び価格競争激化の影響等もあり苦戦しましたが、海外売上は23億4,200万円と大きく伸長し、売上構成比も21.0パーセントとなっています。
海外連結子会社別売上高
海外地域別に見ると、各地とも前年同期と比べて復調してきました。その中でも台湾は、大型開発案件の進捗もあり16億1,300万円と大きく売上を伸ばすことができています。
連結貸借対照表
連結貸借対照表です。スライドに記載のとおり、流動資産は前期末比1億3,700万円の増加、固定資産は5,500万円の減少となりました。資産合計は、前期末比8,300万円増加の174億3,100万円となりました。
流動負債は前期末比1億4,900万円、固定負債は8,700万円の減少となりました。負債合計は、前期末比2億3,700万円の減少の58億8,600万円となりました。
純資産は前期末比3億1,900万円増加の115億4,500万円となりました。自己資本比率は66.2パーセントです。
連結キャッシュ・フロー
連結キャッシュ・フローの状況です。営業活動によって得られたキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益の計上や法人税等の支払いなどにより、2億4,100万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産売却などにより9,500万円の収入となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いなどにより3億3,900万円の支出となりました。
現金及び現金同等物は前年同期末から4億2,400万円減少し、期末残高は96億7,600万円となりました。
受注残高:市場分野別
2023年第2四半期末受注残高は65億700万円で、前年同期末と比較すると22億9,700万円増加しています。
2023年については、当初より下半期に売上が偏る計画となっており、オフィスや余暇施設等の注力分野を中心に受注高を順調に積み上げることができています。
通期見通し
通期の業績見通しについては、売上高240億円、営業利益8億円の当初業績予想を達成する見込みです。 また、親会社株主に帰属する当期純利益は第2四半期累計期間に不動産売却に伴う特別利益の計上等もあり、当初業績予想から2億円増益の7億円を見込んでいます。
配当計画
配当計画ですが、昨年より2円増配の35円を予定しています。さらなる増配が行えるよう、収益拡大に社員一同取り組んでいきます。
KISARAZU CONCEPT STORE
ここからは、第2四半期累計期間で当社がお手伝いさせていただいた物件から3件ほどピックアップしてご紹介します。
こちらは、業界に先駆けファッション業界の余剰在庫の課題解決を⽬指す実験場として三井不動産さまが新たな試みにチャレンジしている物件です。
当社としては持続可能な施設作りを行う一環として、内装⼯事で排出される産業廃棄物のリサイクル率100パーセントを実現しました。
また、外装デザインは当社グループ会社であるノンスケールが担当し、当社グループで価値創造に貢献しました。
AEON MALL Mean Chey
こちらは、イオンモールさまのカンボジア3号店となる同国最大規模のショッピングモールです。
国際的な基準「グリーン環境性能評価基準 EDGE」 を取得するなど環境に配慮した持続可能な地域社会の実現に貢献しました。
デジタルビジョンをふんだんに各エリアに導入するなど、情報が集まる場所としての海外SCのあり方を提案しています。
三井ショッピングパーク ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真
こちらは、大阪・門真に開業したクライアント初の「三井ショッピングパークららぽーと」と「三井アウトレットパーク」の2業態複合型商業施設で、日常と非日常が融合する唯一無二の商業施設となっています。
当社は、企画や基本構想などの初期段階から、共用空間、キッズゾーンやフードコートなど、さまざまなエリアの空間作りを行いました。
また、食の一大ゾーンとして注目の「黒門市場」では、大阪ミナミの歴史ある市場を体現するため、店舗と通路が一体化した環境を形成しています。「路地」の魅力であるスケール感、密集感にこだわりながら、アーケードをオマージュした天井意匠、看板、提灯で臨場感を演出しました。
当社は、引き続き人・地域・環境を思いやるエシカルデザインによる価値創造を強化し、さらにDX(デジタルトランスフォーメーション)を推し進め、新しい時代の仕事の仕方を探求してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
以上で、2023年12⽉期第2四半期決算説明を終わります。最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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