トーエネク、今期最終を赤字拡大に下方修正、配当も45円減額

配信元:株探
投稿:2023/03/28 16:00
 トーエネック <1946> [東証P] が3月28日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の33億円の赤字→50億円の赤字(前期は82.8億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の38.3億円→21.3億円(前年同期は52.5億円)に44.4%減額し、減益率が27.1%減→59.4%減に拡大する計算になる。

 業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の140円→95円(前期は135円)に大幅減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  連結・個別共に、売上高・営業利益・経常利益は前回発表予想から変更しておりませんが、当社の個別評価債権の一部について、特別損失として貸倒引当金繰入額(約15億円)を計上する見通しとなったことや、繰延税金資産の評価性引当額の増加が見込まれ、税金費用の負担額が増加することなどにより、当期純利益は前回発表予想を下回る見込みであります。

  当社は、株主の皆さまに対する利益還元を最重要政策として位置付けており、将来にわたる事業展開のための内部留保の充実などを総合的に勘案し、株主の皆さまには、連結配当性向30%を目処とする配当を通じて業績に応じた利益還元を行うことを基本としております。 期末配当予想につきましては、「1.通期業績予想の修正」に記載のとおり、親会社株主に帰属する当期純利益はマイナス(純損失)が見込まれるものの、安定的な株主還元を行うという観点から配当を実施することとし、過去の実績等を踏まえ1株当たり50円に修正いたしました。これにより、年間の配当予想は1株当たり95円となります。(注)上記に記載した予想数値は、当社が現在入手している情報に基づいており、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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