相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!

著者:出島 昇
投稿:2023/03/24 17:29

<6932> 遠藤照明

四季報より 業種:電気機器。

【特色】商業施設用照明器具で国内首位級。演出照明に強み。インテリア家具も扱う。LED照明に軸足

【反 発】国内照明回復も、円安輸入部材高が直撃。前号比営業減益幅拡大。特損。24年3月期は照明器具値上げが効く。電気代高で新型照明の省エネ需要活発化。アジア拡販。営業外為替益等見込まず。増配も。

【値上げ】金属製・樹脂製材料の高騰受け4月受注出荷分より照明器具など平均約15%値上げ。心地よい空間を創出しつつCO2削減にも寄与する新型照明の需要開拓。

2023年1月31日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益は-34.7%の25.00億円、経常利益-36.5%の27.00億円の減収・減益の見通し。

コロナ相場の下落から、2020年3月17日の501円、1月4日の502円とダブル底を打ち、上昇トレンド(A)へ転換しました。この中で2021年8月20日の811円の安値から急角度の上昇トレンド(B)へ移行し、10月25日に1239円の高値をつけました。ここをピークに下降トレンド(C)へ転換し、この中で2022年6月20日の735円、12月21日の700円と2点底をつけて、上昇トレンド(D)へ転換しています。この上昇トレンド(D)の中で、今年の2月24日に900円まで上昇し、3月14日に789円まで下げて、もみあっているところです。

<7453> 良品計画

四季報より 業種:小売業。

【特色】『無印良品』で衣服、生活雑貨、食品を展開。半数超が中国ほか海外店舗。足元は国内出店に注力

【後半改善】店舗純増130(前期同70)。食品や日用消耗品を軸に、既存店の客数が徐々に復調。中国も後半回復。出足は円安で粗利厳しいが、値上げ・商品入れ替えで後半改善。営業益小反発。為替差益見込まず。

【家具サブスク】定額利用の商品を拡大。初期費用を抑えた利用方法を訴求、家具は小売りから定額サービスへの転換目指す。春夏商品の2割で平均25%の値上げ実施。

2023年1月6日発表。2023年8月期本決算予想は、前期比で営業利益は+3.7%の340.00億円、経常利益-12.4%の326.00億円の増収・減益の見通し。

コロナ相場の急落で、2020年3月19日に969円で底打ちし、ここからの上昇で2021年3月18日に2829円でピークをつけ、9月16日の2609円を2番天井にして下降トレンド(A)へ転換しました。この下降トレンド(A)の中で、2022年4月27日に1109円で底打ちとなり、6月3日に1465円まで反発し、10月11日の1173円を2点底にして、今年の1月6日に1591円まで反発し、調整入りとなって1月16日の1321円、3月2日の1310円と2点底をつけてもみあっているところです。

<1870> 矢作建設工業

四季報より 業種:建設業。

【特色】名古屋地区の大手、名鉄と密接。民間建築中心に展開。分譲マンションなど不動産兼業にも強み

【好 転】工事の12月末繰越高873億円(前年同期比80・6%増)。完工は豊富な受注残消化。ただ人件費増で減益。24年3月期は北和建設子会社化で売上高62億円上乗せ、利益影響軽微。建築・土木が拡大。完工増える。不動産も寄与。営業益上向く。

【子会社化】北和建設(京都市)の全株式を取得し子会社化、商圏を拡大。土木は全国展開の法面など防災・減災案件深掘り。

2023年2月9日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益は-2.7%の60.00億円、経常利益-2.8%の60.00億円の減収・減益の見通し。

コロナ相場の下落で、2020年3月13日に612円で底打ちとなり、3月27日に870円まで自律反発し、4月2日の694円まで急反落のあと、もみあって7月10日の735円を安値に、11月5日に968円の高値をつけました。ここをピークとする高値圏でのもみあいで、2021年3月29日の911円を2番天井にして急落となり、5月26日の683円で当面の底打ちとなりました。ここから9月15日に850円まで反発したあと、安値683円、高値850円とする三角保ち合い(B)を形成し、この中で煮詰まる過程の中で、2022年11月2日の711円を安値に上昇トレンド(C)となって上放れし、2023年3月9日に883円まで上昇し、押し目をつけているところです。

<3132> マクニカホールディングス

四季報より 業種:卸売業。

【特色】独立系の半導体商社としては国内トップ級。技術発掘力に強み。セキュリティ製品などを強化

【高水準】柱の半導体は産機・車載向け軸に活況。円安で粗利も想定超、前号より営業益再増額。24年3月期はパワー半導体など豊富な受注残消化。セキュリティ関連伸長。円安一服も高水準。為替差損見込まず。

【セキュリティ関連】サイバー攻撃への対策強化追い風に、JR東日本など大口顧客の開拓進む。デジタルサービスもAI実装支援で活用用途が多様化、顧客拡大に本腰。

2023年1月30日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益は+55.3%の570.00億円、経常利益+43.7%の510.00億円と3期連続の大幅な増収・増益の見通し。

コロナ相場の急落で2020年3月13日に1149円で底打ちとなり、ゆるやかに安定した上昇を続け、2021年9月14日の2935円で当面の高値をつけました。ここでいったん調整入りとなり、2022年1月27日に2301円の安値をつけ、ここを下値に上昇トレンド(A)となりました。この中で6月9日に3050円と前年9月14日の2935円の高値を更新し、7月13日に2524円まで押し目を入れて角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行しました。この中で10月20日の2707円の安値から大幅上昇し、11月9日の3545円、11月24日の3635円と2点天井をつけて、2023年1月5日に3055円まで押し目を入れたあと、再上昇となって2月28日に3855円と前年来高値を更新し、押し目を形成しています。

<5957> 日東精工

四季報より 業種:金属製品。

【特色】工業用ネジの大手。ネジ締め機などの産機、計測制御機器にも展開。自動車向けで海外強化

【増 配】ネジ、産機ともに国内は期初に自動車減産の影響残るが、海外が数量好伸し補う。分析機器は受注残が潤沢。部品調達環境も改善し数量増。原燃料高騰分の価格転嫁も通期で寄与し、営業増益。増配。

【欧 州】ドイツに分析機器子会社の販売拠点新設。当社製品の販売拠点としての活用も視野。25年12月期までの中計はCASE分野の海外非日系企業向け拡販が肝。

2023年2月14日発表。2023年12月期本決算予想は、前期比で営業利益は+19.4%の35.00億円、経常利益+14.4%の37.00億円の増収・増益の見通し。

コロナ相場の下落で、2020年3月13日の345円の底打ちから、3月30日に543円まで上昇し、ここから三角保ち合い(A)を形成し、煮詰まってきたところで、12月1日の425円の安値から上放れとなり、2021年2月24日に762円まで上ヒゲを出して、終値では674円まで上昇しました。ここをピークとしての調整で、5月13日に516円の安値をつけて、短期の上昇トレンド(B)となり、この上昇トレンドの中で9月16日に721円の2番天井をつけて、下降トレンド(C)に転換しました。この下降トレンド(C)の中で、2022年3月8日に446円まで下げて当面の底打ちとなり、8月26日に565円の戻り高値をつけて、下降トレンド(C)を横にぬけて、2023年1月5日に480円まで押し目を入れ、ここから3月10日に575円まで上昇し、再び押し目を入れています。

配信元: みんかぶ株式コラム

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