午前:債券サマリー 先物は続落、長期金利は0.490%で横ばい

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/02/09 12:33
 9日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は続落。手がかり材料に乏しいなか、方向感に欠ける相場展開だった。

 債券先物は8日の米債券高を受けて強含みでスタートしたものの、買いが続かず上値の重い展開となった。前日に米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事などによるタカ派的な発言が相次ぎ米金融引き締めの長期化が意識しやすいほか、この日に実施される10年物価連動債入札への警戒感もあった。ただ、日銀総裁の人事や来週発表される米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとあって下値が限定的だった。

 午前11時の先物3月限の終値は前営業日に比べ5銭安の146円78銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前営業日比横ばいの0.490%だった。

出所:MINKABU PRESS
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