かっこ、前期経常を一転9％減益に下方修正

　かっこ <4166> [東証Ｇ] が2月3日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億9500万円→1億5400万円(前の期は1億7000万円)に21.0％下方修正し、一転して9.4％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の経常利益も従来予想の1億0700万円→6600万円(前年同期は8000万円)に38.3％減額し、一転して17.5％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年12月期の業績は、不正検知サービスの中核製品である不正注文検知サービス「O-PLUX」において、ECパッケージ・ショッピングカートとのシステム連携等、アライアンスの推進に努めた結果、新規顧客の増加及び既存顧客の持続的な成長により概ね計画通り進捗したものの、不正アクセス検知サービス「O-MOTION」およびデータサイエンスサービスにおいて、顧客の一部解約、新規顧客獲得の低調な推移の結果、売上高、営業利益ともに当初計画を下回る見込みとなりました。　また、当社の成長戦略の１つとして掲げている海外展開について、東南アジアにおける事業展開の一環として、ファイナンス事業を目的として設立された現地スタートアップ企業が発行した転換社債を2020年３月に引き受けておりましたが、当該債権の回収可能性に関する検討の結果、営業外費用として貸倒引当金繰入額（20百万円）を計上したことから、経常利益、当期純利益いずれにつきましても大幅に当初計画を下回る見込みとなりました。（注）上記の予想は本資料の発表日現在における入手可能な情報に基づいて算出しておりますが、実際の績は今後の様々な要因により、予想数値とは異なる結果となる可能性があります。