ドル円は一本調子の上げ続く 日銀は当分緩和策を維持可能=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は一本調子の上げを続けており、137円台後半で推移している。午後に入って発表になった米10年債入札の結果を受けて、米国債利回りが上昇していることも、ドル円を押し上げているようだ。また、円安の動きもフォローとなっているものと思われる。今週はFRBやECB、英中銀といった主要国の政策委員会が予定されているが、従来よりは減速するとはいえ、0.50%ポイントの利上げが見込まれている。一方、日銀は来週の決定会合でも金融緩和を継続することが確実視されている状況。
そのような中、日銀は当分の間、超緩和的なスタンスを維持できるとの指摘も聞かれる。日本の全国消費者物価指数(CPI)は生鮮品だけを除いたコアインフレが過去40年で最も速く上昇し、個人消費を圧迫している可能性がある。しかし、見た目ほどではないという。旅行需要が堅調に推移している兆しもあり、今年の冬のボーナスや春の昇給への期待も支出を決定する上で考慮されるかもしれないとしている。
生活費の増加は海外で見られるような危機的状況にまでは至っておらず、それも来年に入れば鈍化し始める可能性が高い。10-12月期のコアCPIは3.6%程度で推移し、来年1-3月期には急減速が見込まれるという。円安は食品やその他の輸入品の価格を引き続き押し上げる可能性があるが、1月から始まる電気・ガス料金引き下げのための政府の補助金によって、1-3月のコアインフレは0.8%ポイント程度の低下も期待できると説明している。
USD/JPY 137.74 EUR/JPY 145.00
GBP/JPY 168.91 AUD/JPY 92.90
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
そのような中、日銀は当分の間、超緩和的なスタンスを維持できるとの指摘も聞かれる。日本の全国消費者物価指数(CPI)は生鮮品だけを除いたコアインフレが過去40年で最も速く上昇し、個人消費を圧迫している可能性がある。しかし、見た目ほどではないという。旅行需要が堅調に推移している兆しもあり、今年の冬のボーナスや春の昇給への期待も支出を決定する上で考慮されるかもしれないとしている。
生活費の増加は海外で見られるような危機的状況にまでは至っておらず、それも来年に入れば鈍化し始める可能性が高い。10-12月期のコアCPIは3.6%程度で推移し、来年1-3月期には急減速が見込まれるという。円安は食品やその他の輸入品の価格を引き続き押し上げる可能性があるが、1月から始まる電気・ガス料金引き下げのための政府の補助金によって、1-3月のコアインフレは0.8%ポイント程度の低下も期待できると説明している。
USD/JPY 137.74 EUR/JPY 145.00
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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