カナモト、今期経常を一転9％減益に下方修正

　カナモト <9678> [東証Ｐ] が9月2日大引け後(15:00)に決算を発表。22年10月期第3四半期累計(21年11月-22年7月)の連結経常利益は前年同期比15.6％減の96.7億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の158億円→140億円(前期は153億円)に11.4％下方修正し、一転して9.0％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の連結経常利益も従来予想の83.4億円→65.4億円(前年同期は67.6億円)に21.6％減額し、一転して3.3％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である5-7月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比21.7％減の22.2億円に減り、売上営業利益率は前年同期の5.9％→4.6％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループが関連する建設業界の2022年10月期の動向につきましては、社会全体の世界的なインフレ、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中、公共投資は底堅く推移し、民間建設投資も持ち直しの動きがみられているものの、地域差もあり本格的な建設機械のレンタル需要の回復にはやや時間がかかると予想されます。　また、レンタル需要の動向に加え、将来を担う人財投資増加等の影響から、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益についても、当初計画を下回る見込みとなることから、通期の連結業績予想を修正することといたしました。