アジア株は上昇 中国の政策期待や感染抑制を好感、北京・上海市の感染者が1ケタ台にとどまる

アジア株は上昇　中国の政策期待や感染抑制を好感、北京・上海市の感染者が1ケタ台にとどまる

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数　　 21505.44（+341.53　+1.61%）
中国上海総合指数　 3321.24（+5.81　+0.18%）
台湾加権指数　　　　 15700.32（+332.74　+2.17%）
韓国総合株価指数　 2420.06（+29.03　+1.21%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 6525.90（+92.53　+1.44%）
インドＳＥＮＳＥＸ３０種　 52249.23（+651.39　+1.26%）

アジア株は総じて上昇。中国の景気政策期待の買いが続いているほか、上海市や北京市など大都市でコロナ感染が抑制されつつあることが好感されている。20日の新規感染者数は上海市、北京市、それぞれ1ケタ台にとどまっている。一部報道によると、中国当局は原材料価格の上昇による打撃を受けた製造業を支援するため、「桁外れ」の経済政策を検討しているもよう。

香港株は上げ幅を拡大。中国人民銀行がローンプライムレートを据え置いたことが引き続き好感されており、長江基建集団や九龍倉置業地産投資など不動産株が総じて上昇している。マカオで8カ月ぶりに感染者が確認されたとの報告を受け、きのう大幅下落したカジノ株も買い戻されている。ギャラクシーエンターテイメント、サンズチャイナともに2.7%高。

韓国と豪州株も上げ幅を拡大している。韓国中銀も豪中銀も米FRBに追随して大幅利上げに踏み来るとの見方が広まっている。積極的な金融引き締めに対する懸念は高まっているものの、ひとまず値ごろ感による買い戻しが続いている。