アジア株 総じて下落、上海株は大幅反発

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/06/10 18:28
東京時間18:01現在
香港ハンセン指数   21806.18(-62.87 -0.29%)
中国上海総合指数  3284.83(+45.88 +1.42%)
台湾加権指数     16460.12(-161.22 -0.97%)
韓国総合株価指数  2595.87(-29.57 -1.13%)
豪ASX200指数    6931.98(-87.77 -1.25%)
インドSENSEX30種  54279.82(-1040.46 -1.88%)

 10日のアジア株は総じて下落。前日の米国株が金融引き締めによる警戒感などから大幅安となったことを受けて、アジア株も売り優勢で推移した。上海株は大幅反発。5月の中国消費者物価指数と生産者物価指数が予想を下回り、物価上昇による企業業績の悪化懸念が後退した。台湾株は続落。半導体メーカーの台湾積体電路製造(TSMC)や電子機器の受託生産企業の鴻海精密工業が下げを主導した。
   
 上海総合指数は大幅反発。酒造会社の貴州茅臺酒、石油大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ)、銀行大手の中国工商銀行、電力会社の中国長江電力、調味料メーカーの佛山市海天調味食品、化学品メーカーの万華化学集団が買われた。
   
 香港ハンセン指数は小反落。自動車メーカーの吉利汽車控股(ジーリー・オートモービル)、ヘルスケア情報の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー)が買われる一方で、不動産開発会社の龍湖集団(ロンフォー・グループ)、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(チャイナ・モンニウ・デイリー)、食品加工サービスの万洲国際(WHグループ)が売られた。
   
 豪ASX200指数は続落。投資銀行のマッコーリー・グループ、銀行大手のオーストラリア・コモンウエルス銀行、小売りチェーンなど多角経営企業のウェスファーマーズ、石油・ガス会社のウッドサイド・エナジー・グループ、金属・鉱業会社のサウス32、不動産会社のグッドマン・グループが売られた。

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