自動車株は売り買い交錯、足もと円高傾向も想定レートからは依然として差益期待◇
トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>など自動車株は売り買い交錯も頑強な値動きをみせている。外国為替市場ではここにきて円高方向に押し戻される展開で、前日には127円近辺まで円が買われる場面があった。輸出セクターのなかでも特に為替感応度の高い自動車株にとっては輸出採算改善期待がやや後退し、株価にはネガティブに働きやすい。ただ、トヨタの今期想定為替レートは1ドル=115円、ホンダは120円と実勢よりもかなり厳しく設定されていることで、現状でも為替メリットが発生しやすい状況にある。トヨタは前日にフシ目の2000円大台を割り込む場面もあったが、押し目買いニーズも強く、引け値では大台ラインを維持した。きょうも株価が緩む場面では根強い買いが予想される。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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