Ａバランス、7-3月期(3Q累計)経常が60％減益で着地・1-3月期も56％減益

　Ａｂａｌａｎｃｅ <3856> [東証Ｓ] が5月16日大引け後(16:00)に決算を発表。22年6月期第3四半期累計(21年7月-22年3月)の連結経常利益は前年同期比60.0％減の4.8億円に大きく落ち込み、通期計画の14.3億円に対する進捗率は34.0％にとどまり、4年平均の94.0％も下回った。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した4-6月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比17倍の9.4億円に急拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比56.2％減の1.4億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の5.1％→0.7％に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループは、世界的な再エネ需要の拡大が見込まれる海外事業を強みとしておりますが、太陽光パネル製造販売を営むベトナム ＶＳＵＮ社において、当第３四半期におきましても欧米市場を中心とした旺盛な受注が想定を超えて推移したことから、通期連結売上高が前回発表予想を上回る見込みです。　各段階損益については、製造用部材価格の値上がりや世界的なコンテナ不足等を背景とした海上輸送費の高止まりの傾向等の外部要因の影響を踏まえて、保守的に据え置きといたしますが、サプライヤー協力や事前の生産スケジュールの調整等により、工場稼働・出荷体制を維持し、正常操業を確保しつつ、部材調達価格の交渉や調達先の見直し、更なる生産効率化等によるコスト改善、客先への価格転嫁交渉等を継続し、利益回復を見込んでおります。（業績予想に関する注意事項）　上記業績予想等の将来に関する記述は、当社が現時点において合理的と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は見通しと異なる可能性があることをお含みおき願います。