円全面安、八方塞がりの日銀は緩和維持しかできず=東京為替前場概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/04/19 11:40
 東京外為市場でドル円は127.79円付近まで上昇し、連日で20年ぶりの円安・ドル高水準を更新している。

 賃金が上がらず、物価上昇でさらに景気が圧迫されるなかで日銀が景気刺激策を解除するわけにはいかないほか、金融緩和を解除しようとすれば膨張した日銀のバランスシートを縮小するため株や国債を売る必要があるものの、足元の日本売りに日銀が加担することもできず、八方塞がりとなっていることが円相場を圧迫している。

 ユーロ円は137.50円付近、ポンド円は165.94円付近、豪ドル円は93.94円付近,NZドル円は85.89円付近まで円安推移。ポンド円は2016年2月以来の高値を更新している。

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