反落、イラン核合意再建協議の前進を警戒=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/02/08 06:04
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=91.32(-0.99 -1.07%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.99~0.56ドル安。その他の限月は0.45ドル安~0.52ドル高。
 
 これまで間接的に行われてきたイラン核合意再建協議について、イランと米国が直接的に交渉を開始し新たな合意へと近づく可能性が意識された。米国はイランの核開発を制限するために制裁の免除を一部復活させた。これにより欧州やロシアなどの企業が核燃料の搬出業務を行い、核不拡散に第三者を関与させることが可能となる。イランは制裁解除を条件に、米国と直接対話を行うと提案している。ただ、米国は再建協議が成し遂げられるまで、石油を含む全般的な制裁を解除しないとみられている。

 時間外取引で3月限は90.73ドルまで弱含み。通常取引開始を控えてプラス圏へ一時浮上したが上値は重く、マイナス圏での推移が続いた。

MINKABU PRESS

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