J&J、ワクチンの見通しは依然慎重=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/01/25 23:59
 ジョンソン&ジョンソン<JNJ>が取引開始前に10ー12月期決算(第4四半期)を発表しており、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。ただ、今年度の通期見通しも公表しており、1株利益、売上高とも予想を上回る見通しを示した。

 第4四半期の売上高は多発性骨髄腫治療薬「DARZALEX」や乾せん治療薬「TREMFYA」などの主力薬が牽引した一方、同社のワクチンの売上高は16億ドルとなった。

 市場からは、生産の挫折もあり、これまで米国では期待外れだったワクチンの見通しに依然として興味を示している。ただ、同社はワクチンの今年度の売上高を30億ー35億ドルと予想しており、ファイザー<PFE>やモデルナ<MRNA>の見通しと比較すると、ほんの僅かで見劣りする。

 ただ、株価は小幅高で推移。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):2.13ドル(予想:2.12ドル)
・売上高:248.0億ドル(予想:253.2億ドル)
  ワクチン関連:16.2億ドル(予想:16.1億ドル)
  医薬品:142.9億ドル(予想:144.1億ドル)
  医療機器:68.6億ドル(予想:69.7億ドル)
  小売ヘルスケア:36.6億ドル(予想:37.2億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):10.40~10.60ドル(予想:10.32ドル)
・売上高:989~1004億ドル(予想:977.6億ドル)

(NY時間09:44)
ジョンソン&ジョンソン<JNJ> 163.75(+0.78 +0.48%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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