FOMCに向けてドル円小動き、英政府は在宅勤務指示を検討=東京為替前場概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/12/08 11:48
 東京外為市場でドル円は動意薄。113円半ばでの推移しており、前日からほぼ横ばい。インフレ高進を背景に米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な金融引き締めへ移行するのか見通しにくいことが動意を抑制している。米国では新型コロナウイルスのオミクロン株が拡散しつつあるほか、デルタ株も依然として流行しており、景気や物価見通しは不透明。

 動意は限定的だが、全般的には円売りやドル売りが優勢。オミクロン株に対する警戒感が後退し、株価が持ち直していることが背景。ユーロ円は128.14円付近、豪ドル円は81.01円付近、ユーロ/ドルは1.1287ドル付近、豪ドル/ドルは0.7136ドル付近まで水準を切り上げた。

 ただ、重症化しにくいとしても、オミクロン株の感染は着々と広がっている。英国では400人超の感染者が見つかっており、英政府はクリスマスに向けて在宅勤務を指示する計画を策定しているもよう。ポンド円は150円半ばで推移しており、東京時間帯の変動は目立たず。

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