サクサ、今期経常を一転赤字に下方修正

　サクサホールディングス <6675> が11月26日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常損益を従来予想の8億円の黒字→5.5億円の赤字(前期は22.6億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の11億円の黒字→2.4億円の赤字(前年同期は16.6億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　前回公表の予想では、2020年10月に発生した旭化成マイクロシステム株式会社の半導体製造工場の火災によるキーテレホンシステムなどの製品に使用する電子部品の供給不足を見込んでおりましたが、想定以上に影響が拡大したことや半導体不足等の調達難による売上高減少に加え、材料・部品等の調達価格の大幅な高騰により、営業利益、経常利益が前回予想値を大幅に下回る見込みとなりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、子会社の事業譲渡益35百万円を特別利益として計上予定ですが、2021年5月31日に公表しました中期経営計画の施策である神奈川県相模原市他に所有する不動産の収益化・流動化を進めており、当第4四半期に実施予定の入札結果により、特別損失の見積り額に大きく影響を及ぼすことが見込まれるため、「未定」とさせていただきます。入札結果により業績への影響を合理的に見通すことができましたら速やかにお知らせいたします。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。