来年はドル高の年になるとの声が多い=NY為替
きょうの市場はリスク回避の雰囲気が広がる中でドル円は113円台に下落している。きょうの市場は欧州での感染再拡大への懸念を強めている。きっかけは、オーストリア政府が来週22日から全土にロックダウンを再導入するほか、2月からワクチンを義務化すると発表したこと。一方、ドイツもきのう、入院率が一定の水準を超える地域でワクチン未接種の人々の公的生活を制限すると発表していた。
ドル円は一時113.60円付近まで下落する場面がみられたが、米株式市場でIT・ハイテク株が堅調に推移し、リスク回避に雰囲気をさほど強めていないことや、ドイツのマース外相の全国的ロックダウンの可能性排除の発言、そして、ウォラーFRB理事が雇用増とインフレで資産購入ペース縮小加速の支持を表明したこともあり、下げ渋る動きも出ている。
市場では来年の為替市場はドル高の年になるとの声が多い。要因としては、世界的な成長鈍化による逃避買い、FRBの引き締め、そして、米財政刺激策の縮小などが挙げられている。利回りの格差もドルに有利に働くはずだという。また、米国は近年、エネルギーの純輸出国となっているため、エネルギー価格上昇に対して、他の消費国よりは比較的影響は小さいことも米経済とドルをサポートすると指摘した。
市場はバイデン大統領の次期FRB議長の指名を注目している。ブレイナードFRB理事も有力との声も強まっているが、市場からは同理事であればパウエルFRB議長よりもハト派色が強いのではとの見方も多いようだ。
USD/JPY 113.86 EUR/JPY 128.87
GBP/JPY 153.31 AUD/JPY 82.60
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ドル円は一時113.60円付近まで下落する場面がみられたが、米株式市場でIT・ハイテク株が堅調に推移し、リスク回避に雰囲気をさほど強めていないことや、ドイツのマース外相の全国的ロックダウンの可能性排除の発言、そして、ウォラーFRB理事が雇用増とインフレで資産購入ペース縮小加速の支持を表明したこともあり、下げ渋る動きも出ている。
市場では来年の為替市場はドル高の年になるとの声が多い。要因としては、世界的な成長鈍化による逃避買い、FRBの引き締め、そして、米財政刺激策の縮小などが挙げられている。利回りの格差もドルに有利に働くはずだという。また、米国は近年、エネルギーの純輸出国となっているため、エネルギー価格上昇に対して、他の消費国よりは比較的影響は小さいことも米経済とドルをサポートすると指摘した。
市場はバイデン大統領の次期FRB議長の指名を注目している。ブレイナードFRB理事も有力との声も強まっているが、市場からは同理事であればパウエルFRB議長よりもハト派色が強いのではとの見方も多いようだ。
USD/JPY 113.86 EUR/JPY 128.87
GBP/JPY 153.31 AUD/JPY 82.60
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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