【買い】野村ホールディングス（8604）株価底打ち反転に期待◆あすなろ投資顧問CEO 大石やすし◆

株価底打ち反転に期待

【業務内容】
独立系の証券最大手。海外は債券中心で、アジアを重視している。国内営業はコンサル重視の営業姿勢。

【業績面】
前期の連結税引前利益は前々期比7.1％減の2306億円。今期の業績見通しは開示していない。
野村総合研究所（4307）の自己株取得への応募を通じて保有する一部株式を売却し、21年4-6月期の連結税引前利益に360億円の売却益を計上すると発表した。
一方でアルケゴスとの取引に関わる損失約3100億円の9割超は前期決算で処理済み。

【トピックスオピニオン】
3月末に600円を割り込んだ株価は、75日移動平均線に頭を押さえられる形で横這い停滞が続いていたが、底打ち反転を期待。
金融機関の持ち合い株解消の動きが今後加速する事を考えると、形は違えどその先陣を切って特別利益を計上した同社の株価の行方は、今後の金融関連株全般の株価推移の指標になるものと注目。