◆ “重い流れ”を引きずる… - 109円前半へ
続落・・・
「米雇用統計」後に発生した“重い流れ”は、昨日も引きずりました。
NYタイム序盤には“109.193円”へと押し下げられるなど、“上値の重さ”は顕著でした。
一方で、「米国に先んじてテーパリング」をその他主要国(日本やユーロ圏等)が実施するシナリオは想定しづらく、“ドル売り”そのものが加速することはありませんでした。
「米10年債利回り」も“レンジ内での推移(昨日は緩やかに1.56%台へ反発)”を見せたこともあり、“下値の堅さ”も相変わらずのまま、昨日の取引を終えています。
◆ ただ「テーパリング期待」の再燃が燻る…? - 10日の米CPI
今週の注目イベントは、10日に予定される「ECB理事会」と「米CPI」です。
ドル絡みでは“後者”ということなりますが、事前予想は“前月より伸び拡大(前年比:4.2%→4.7%/コア:3.0%→3.4%)”が見込まれています。
つまり「早期の米テーパリング観測」がいつ再燃してもおかしくない…?
少なくともはっきりするまでは「崩れない(ドル売りは手控えられる)」…?
もちろん「ドル買いの地合い」というわけでもありませんので、このまま“底打ち→反転”となるかは微妙といわざるを得ません。
それでも昨日も記した「米10年債利回りのレンジ下限(1.55%)」の手前で下げ渋っている状況を勘案すれば、やはり目先は「押し目買い」で臨みたいところです。
明確に割り込んでこない限りは…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.895(6/4~6/7の61.8%戻し)
上値4:109.751(月足・一目均衡表先行スパン下限、6/4~6/7の50%戻し、+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:109.636(6/7高値、日足・一目均衡表転換線、6/4~6/7の38.2%戻し)
上値2:109.526(ピボット1stレジスタンス)
上値1:109.333(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線、100月移動平均線)
前営業日終値:109.249
下値1:109.193(6/7安値、50日移動平均線)
下値2:109.036(5/27安値、50月移動平均線、ピボット1stサポート、大台)
下値3:108.904(日足・一目均衡表先行スパン上限、200週移動平均線、週足・一目均衡表転換線、4/23~6/4の50%押し、-1σ、ピボット2ndサポート)
下値4:108.722(5/26安値)
下値5:108.640(ピボットローブレイクアウト)
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