ユニマRC、前期最終を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2021/05/13 15:00
 ユニマット リタイアメント・コミュニティ <9707> [JQ] が5月13日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結最終損益を従来予想の1.6億円の黒字→8.3億円の赤字(前の期は2.5億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.4億円の黒字→8.5億円の赤字(前年同期は5.9億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.修正の理由売上高においては、概ね計画通り推移したものの、介護事業における新規施設の開設費用の増加に加え、飲食事業における新型コロナウイルス感染拡大防止策としての外出自粛要請により営業時間の短縮や臨時休業を余儀なくされたことから、営業利益、経常利益共に前回発表予想を下回る見込みであります。親会社株主に帰属する当期純利益は、上記要因に加えて、一部、介護事業及び飲食事業において固定資産の減損損失を計上したことにより、前回発表予想を下回る見込みとなりました。2.差異の理由介護事業における新規開設及び事業譲受した施設の売上が寄与し、売上高は増加する見込みである一方で、新規施設の開設費用の増加に加え、ホテル事業における新型コロナウイルス感染拡大防止策としての外出自粛要請により営業時間の短縮や臨時休業を余儀なくされたことから、営業利益、経常利益共に前年実績値を下回る見込みであります。当期純利益は、上記要因に加えて、一部、固定資産の減損損失、関係会社株式の評価損及び貸倒引当金繰入額を計上する見込みとなったこと、加えて、法人税等の計上により、前年実績を下回る見込みであります。2022年3月期につきましては、引き続き、既存施設のサービスの質の維持・向上及び稼働率の向上を目指し、売上の確保と利益構造の適正化を図ってまいります。     上記の業績予想は、発表日現在において入手可能な情報及び業績に影響を与える不確実な要因に係る仮定を前提としております。実際の業績は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。3.特別損失の計上について(1)減損損失(連結)当社および連結子会社である株式会社湘南交欒、株式会社ユニマットキャラバンが保有する固定資産(土地・建物及び構築物・のれん等)につきまして、将来の回収可能性を検討した結果、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、910百万円の減損損失を計上する見込みとなりました。(2)新型コロナウイルス感染症による損失(連結)当社及び連結子会社である株式会社湘南交欒、株式会社アメニティーライフにおいて、新型コロナウイルス感染症拡大の環境下における介護施設の運営に従事する従業員に対する介護慰労金の支払いや感染症対策に伴う衛生用品等の費用935百万円を、当社及び株式会社ユニマットキャラバンにおける飲食事業の店舗やホテル事業の各施設の休業の実施や営業時間の短縮等により発生した人件費・地代家賃・減価償却費等66百万円を、新型コロナウイルス感染症による損失として計上する見込みとなりました。(3)関係会社株式評価損及び貸倒引当金繰入額(個別)当社の保有する関係会社株式のうち、株式会社ユニマットキャラバンの株式について、実質価額が低下したため、当社個別決算上において減損処理を実施し、関係会社株式評価損として1,054百万円を計上するとともに、連結子会社である株式会社湘南交欒の経営成績及び財政状態を踏まえ、同社に対する貸倒引当金繰入額359百万円を計上する見込みとなりました。なお、当該関係会社株式評価損および貸倒引当金繰入額は、連結財務諸表においては影響がありません。                                                                                                                                            
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