<動意株・11日>(大引け)=ソフトMAX、ソルクシーズ、極東貿易など
ソフトマックス<3671.T>=大幅高で3日続伸。全体波乱相場のなかで強さを発揮、朝方に12%高の1319円まで買われた後はさすがに伸び悩んだが、前場終盤を境に再び買い板が厚くなっている。Web型電子カルテを主力に医療情報システムを手掛けるが、政府の医療DX推進の動きをフォローの風に足もとの業績は好調に推移している。10日取引終了後に発表した、21年12月期第1四半期(1~3月)決算は、営業利益が前年同期比2.6倍の2億9000万円と大幅な伸びを実現した。通期に対する進捗率は6割を超えており、増額修正含みとなっている。マザーズ市場も全体はリスクオフの色が強いが、同社株は地合い悪に抗して好決算を好感する買いが継続的に流入している。
ソルクシーズ<4284.T>=大幅反発。10日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、売上高34億5300万円(前年同期比9.6%増)、営業利益2億8900万円(同97.0%増)、純利益5億6600万円(同5.9倍)となり、大幅増益となったことが好感されている。主力のソフトウェア開発事業でクレジット向け開発の顧客における開発需要が堅調だったほか、産業系では通信向け及び流通関連の開発案件が伸長した。また、インターディメンションズの株式譲渡に伴い関係会社株式売却益を計上したことなども寄与した。なお、21年12月期通期業績予想は、売上高143億円(前期比8.4%増)、営業利益10億円(同17.9%増)、純利益10億7000万円(同80.4%増)の従来見通しを据え置いている。
極東貿易<8093.T>=ストップ高。株価は5月初旬まで年初来安値圏に近い1300円台で推移していたが、一気に切り返す展開となった。同社は産業機械などを扱う商社でM&A戦略に積極的、防衛関連としての側面も持つ。10日取引終了後に発表した22年3月期の業績予想は、営業利益が前期比2.3倍の8億5000万円とV字回復を見込んでいる。更に、業績急改善予想を背景に株主還元にも意欲的な姿勢を前面に押し出している。年間配当を前期実績比85円の増配となる145円を計画し、これがポジティブサプライズとなった。配当利回りは前日終値換算で10.3%に達する。また、同日26年3月期(25年度)を最終年度とした中期経営計画の策定もあわせて発表した。26年3月期に経常利益25億円(前期実績は7億3400万円)を数値目標に掲げており、これも物色人気を加速させるインパクトを与えた。
芝浦電子<6957.T>=一時ストップ高。同社は10日取引終了後に、22年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比30.7%増の41億円としていることや、期末一括配当計画を前期比25円増配の100円としていることが好感されているようだ。売上高は同13.2%増の285億円を見込む。中長期的にサーミスタ素子や温度センサーの需要が堅調に推移するとみており、ハイブリッド車や電気自動車(EV)といった環境対応車、及び省エネ家電などの搭載拡大を目指して既存市場の掘り起こしや海外市場での売り上げ増を図るとしている。
日本ケミコン<6997.T>=急動意。4月21日の年初来安値1621円をターニングポイントに5日移動平均線を絡めた戻り相場を演じてきたが、きょうは一気に戻り足を加速させ2000円大台復帰を視界に入れている。同社は10日取引終了後に発表した22年3月期業績予想は営業利益が前期比2.1倍となる62億円を見込んでおり、これが株価を強く刺激する格好となった。ICT市場ではリモートワークの普及や巣ごもり需要などを背景にパソコンやゲーム機関連の販売が伸び、同社が手掛けるアルミ電解コンデンサーの需要が喚起される形となった。更に、車載向けコンデンサー需要も拡大傾向を強めており、今期業績に反映される見通しだ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
ソルクシーズ<4284.T>=大幅反発。10日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、売上高34億5300万円(前年同期比9.6%増)、営業利益2億8900万円(同97.0%増)、純利益5億6600万円(同5.9倍)となり、大幅増益となったことが好感されている。主力のソフトウェア開発事業でクレジット向け開発の顧客における開発需要が堅調だったほか、産業系では通信向け及び流通関連の開発案件が伸長した。また、インターディメンションズの株式譲渡に伴い関係会社株式売却益を計上したことなども寄与した。なお、21年12月期通期業績予想は、売上高143億円(前期比8.4%増)、営業利益10億円(同17.9%増)、純利益10億7000万円(同80.4%増)の従来見通しを据え置いている。
極東貿易<8093.T>=ストップ高。株価は5月初旬まで年初来安値圏に近い1300円台で推移していたが、一気に切り返す展開となった。同社は産業機械などを扱う商社でM&A戦略に積極的、防衛関連としての側面も持つ。10日取引終了後に発表した22年3月期の業績予想は、営業利益が前期比2.3倍の8億5000万円とV字回復を見込んでいる。更に、業績急改善予想を背景に株主還元にも意欲的な姿勢を前面に押し出している。年間配当を前期実績比85円の増配となる145円を計画し、これがポジティブサプライズとなった。配当利回りは前日終値換算で10.3%に達する。また、同日26年3月期(25年度)を最終年度とした中期経営計画の策定もあわせて発表した。26年3月期に経常利益25億円(前期実績は7億3400万円)を数値目標に掲げており、これも物色人気を加速させるインパクトを与えた。
芝浦電子<6957.T>=一時ストップ高。同社は10日取引終了後に、22年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比30.7%増の41億円としていることや、期末一括配当計画を前期比25円増配の100円としていることが好感されているようだ。売上高は同13.2%増の285億円を見込む。中長期的にサーミスタ素子や温度センサーの需要が堅調に推移するとみており、ハイブリッド車や電気自動車(EV)といった環境対応車、及び省エネ家電などの搭載拡大を目指して既存市場の掘り起こしや海外市場での売り上げ増を図るとしている。
日本ケミコン<6997.T>=急動意。4月21日の年初来安値1621円をターニングポイントに5日移動平均線を絡めた戻り相場を演じてきたが、きょうは一気に戻り足を加速させ2000円大台復帰を視界に入れている。同社は10日取引終了後に発表した22年3月期業績予想は営業利益が前期比2.1倍となる62億円を見込んでおり、これが株価を強く刺激する格好となった。ICT市場ではリモートワークの普及や巣ごもり需要などを背景にパソコンやゲーム機関連の販売が伸び、同社が手掛けるアルミ電解コンデンサーの需要が喚起される形となった。更に、車載向けコンデンサー需要も拡大傾向を強めており、今期業績に反映される見通しだ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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