【買い】千代田化工建設（6366）脱炭素で「アンモニア」◆あすなろ投資顧問CEO 大石やすし◆

脱炭素で「アンモニア」

【業務内容】
三菱系の総合エンジニアリング大手で、液化天然ガスプラントは世界首位級。

【業績面】
2月2日に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比70.3％減の62億円に大きく落ち込んだ。

【トピックスオピニオン】
脱炭素社会の実現に向けた次世代のエネルギーとして、燃焼しても二酸化炭素（CO2）を排出しない「アンモニア」への関心が高まっている。経済産業省は、3月8日にエネルギー関連企業などが参加する燃料アンモニア導入官民協議会を開き、2030年にアンモニアの国内消費量を年300万トン、50年には年3000万トンとする計画をまとめた。また、資産運用会社の間で投資先の温暖化ガス排出量を2050年までに実質ゼロにする目標を掲げる動きが広がっている。また、同社はカタールＬＮＧの受注タイミングが旧予想より前倒しになったことで、21年3月期に追加費用が発生したことを考慮し、来期以降の営業利益は大幅に増えると思われる。