年内にECBのインフレ目標に到達する可能性が高いとの指摘も=NY為替
日本時間1時のロンドンフィキシングにかけてドル売りが強まっており、ユーロドルは1.2075ドル付近まで買い戻されている。為替市場ではドル買い圧力が根強く、ユーロドルは日増しに売り圧力を強めている。きょうは大きな心理的節目である1.20ドルを割り込む場面もみられた。
ユーロの反応は限定的だったが、本日のロンドン時間に2月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)が発表されていた。総合指数は前年比0.9%と前回と変わらず、予想とも一致した。インフレは2月も安定を示していたが、市場からは今年の残りの期間はインフレが上昇し、ECBの目標である2%を若干下回る水準に到達する可能性が高いとの指摘も聞かれる。エネルギー価格がこの先数カ月で急激な上昇が予想されるほか、半導体不足でコア指数も上昇が示唆されているという。年内にはパンデミックの行動制限も緩和されることから、物価は回復するはずだと説明している。
しかし、インフレ上昇は一時的なもので、その後は力が薄れ、インフレは2022年に約1%に戻るとみているようだ。
ユーロ圏消費者物価指数・速報値 (2月)19:00
結果 0.9%
予想 0.9% 前回 0.9%(前年比)
結果 1.1%
予想 1.1% 前回 1.4%(コア・前年比)
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
EUR/USD 1.2071 EUR/JPY 128.84 EUR/GBP 0.8653
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ユーロの反応は限定的だったが、本日のロンドン時間に2月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)が発表されていた。総合指数は前年比0.9%と前回と変わらず、予想とも一致した。インフレは2月も安定を示していたが、市場からは今年の残りの期間はインフレが上昇し、ECBの目標である2%を若干下回る水準に到達する可能性が高いとの指摘も聞かれる。エネルギー価格がこの先数カ月で急激な上昇が予想されるほか、半導体不足でコア指数も上昇が示唆されているという。年内にはパンデミックの行動制限も緩和されることから、物価は回復するはずだと説明している。
しかし、インフレ上昇は一時的なもので、その後は力が薄れ、インフレは2022年に約1%に戻るとみているようだ。
ユーロ圏消費者物価指数・速報値 (2月)19:00
結果 0.9%
予想 0.9% 前回 0.9%(前年比)
結果 1.1%
予想 1.1% 前回 1.4%(コア・前年比)
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
EUR/USD 1.2071 EUR/JPY 128.84 EUR/GBP 0.8653
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
最新人気記事
-
明日の株式相場に向けて=日銀決定会合後の動向に関心集まる 04/25 17:01
-
「全固体電池」が18位にランク、IEAが世界EV販売予測公表で関心... 04/25 12:20
-
明日の株式相場に向けて=半導体関連が満を持して逆襲高へ 04/24 17:00
-
東京株式(大引け)=831円安、円安も好感されず先物主導で急反落 04/25 15:43
-
「生成AI」が5位にランクイン、ソフトバンクが巨額投資で開発に本腰... 04/23 12:20
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 14:10
-
今日 14:10
-
-