NYコラム（2日）ダウ平均は底堅い取引スタート−前日大幅高の反動から売り圧力意識

NY株式市場（2日）ジョンソン・アンド・ジョンソンのワクチン接種は2日にも開始へ

2日のニューヨーク株式市場でダウ平均は底固い取引スタート

ダウ平均は前日の良好な地合い引き継ぎ買い先行で取引が始まったあとは日中ベースの過去最高値（3万2009ドル）から直近安値となる26日の日中安値（3万0911ドル）までの下落幅（1098ドル）に対する61.8%戻し水準となる3万1589ドル付近を意識する相場展開となっている。

先週末に米国で承認されたジョンソン・エンド・ジョンソンのコロワクチンの接種が2日にも始まるという。同社のワクチンは、冷蔵庫で保管可能な1回接種のタイプで、アメリカでのワクチン接種の普及に貢献しそうだ。

ただ、ニューヨーク株式市場では、引き続き、すでに下院で可決した1.9兆ドル規模の追加経済対策や今週後半に相次ぐ主要な経済指標を見極めたいとの姿勢から積極的な買いが見送られやすい相場環境にある。

これまでのところ前日の急上昇でハイテク株中心に利益確定売りに押される銘柄も目立つことから、相場全体押し目買い意欲の強さが求められる1日となる。