サンエー化研、今期経常を75％上方修正

　サンエー化研 <4234> [ＪＱ] が2月15日大引け後(15:15)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比81.8％増の5.5億円に拡大した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の4億円の黒字→7億円の黒字(前期は1.6億円の赤字)に75.0％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1.5億円の黒字→4.5億円の黒字(前年同期は3.6億円の赤字)に2.9倍増額した計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の3億円に急拡大し、売上営業損益率は前年同期の-0.0％→2.3％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　前回公表時は、連結・個別ともに新型コロナウイルスの影響により厳しい事業環境が続くことを想定しておりましたが、第３四半期以降において、各セグメントの一部製品で受注の回復がみられ増収となる見通しとなりました。　営業利益、経常利益につきましては、増収による効果の他、生産合理化の進展と子会社の収益改善により、増益を見込んでおります。　　親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、営業利益、経常利益の増加に加え、投資有価証券売却益を特別利益に計上する事や減損損失を特別損失に計上する事から業績予想を修正いたしました。　なお、特別利益及び特別損失の詳細につきましては、本日公表の「特別利益の計上に関するお知らせ」及び「連結子会社の解散及び特別損失の計上に関するお知らせ」に記載の通りであります。（注） 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。