スターバックスが下落 既存店売上高が予想以上の減収 ブルーワーCOOが退社=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/01/28 00:25
 スターバックスが下落。10-12月期決算(第1四半期)を発表しており、既存店売上高が予想以上の減収となったほか、売上高も予想を下回った。パンデミックで米国市場は予想ほどではなかったものの減収が続いているものの、中国市場の回復持続が支援した。ただ、既存店売上高の減収幅は前四半期に比べて縮小しており、最悪期を脱したことは示唆している。

 同社は今後、状況が急転するとみており、第2四半期の米既存店売上高は5~10%増になるとの見通しを示したほか、中国はほぼ倍増を見込んでいる。ただ、昨年同時期の中国市場が感染拡大による影響が甚大だったことから、ベース効果によるところが大きい。

 また、同社はブルーワーCOOが2月末で退社すると発表。同氏はウォルグリーンのCEOに就任する予定。ウォルグリーンの株価は買いが強まっている。

(10-12月・第1四半期)
・既存店売上高:-5.0%(予想:-4.2%)
  米国:-5.0%(予想:-5.2%)
  海外:-3.0%(予想:-2.0%)
・1株利益(調整後):0.61ドル(予想:0.55ドル)
・売上高:67.5億ドル(予想:69.2億ドル)
・営業利益率(調整後):15.5%(予想:14.1%)

(1-3月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.45~0.50ドル(予想:0.60ドル)

(通期見通し)
・既存店売上高:18~23%
・1株利益(調整後):2.70~2.90ドル(予想:2.84ドル)
・売上高:280~290億ドル(予想:284.8億ドル)

(NY時間10:14)
スターバックス 99.57(-5.13 -4.90%)
ウォルグリーン 51.42(+2.26 +4.73%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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