NY株式市場(15日)12月小売売上高は予想を下回る−JPモルガンは過去最高益を更新
15日のニューヨーク株式市場でダウ平均は軟調な取引スタートとなりそうだ。
バイデン次期大統領は14日夜に1.9兆ドル規模の経済対策を発表した。ほぼ事前に報じられていた内容通りでサプライズ感に乏しいことから、ニューヨーク株式市場では概ね折り込み済みとの反応となろう。バイデン次期大統領を巡っては20日に行われる大統領就任式での政権運営方針の具体策に相場の焦点が移行していこう。
ダウ平均は、今月8日に付けた直近安値(3万793ドル)を試す形で寄り付きを迎えそうだ。
取引開始前に発表された12月の小売売上高は、前月比で0.7%減少と前月比で変わらずが見込まれていた市場予想を下回ったほか、11月分が下方修正されている。同じく取引開始前に発表された1月のニューヨーク連銀製造業景気指数は、+3.5と市場予想(+6.0)を下回る内容となったことから、この日発表されたマクロ経済指標が相次いで冴えない内容となったことも相場の重しとなろう。個別銘柄では過去最高益を更新したJPモルガンチェースの株価動向に注目が集まりそうな1日となる。
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