米国株見通し:もみ合いか、大統領選控え売り買い交錯

配信元:フィスコ
投稿:2020/11/02 15:39
(15時30分現在)
S&P500先物      3,273.50(+8.75)
ナスダック100先物  11,073.00(+26.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は70ドル高。ただ、NY原油先物(WTI)は大幅安で、今晩の米株式市場はまちまちとなりそうだ。


10月30日の取引で主要3指数は反落。ダウは26501ドルと157ドル安にとどまったが、ナスダックは2%超も下げた。国内での新型コロナウイルスまん延で1日当たりの感染者数が過去最多を更新するなか、前日の国内総生産(GDP)の急回復を受けた買いは後退。制限措置の強化で回復の鈍化は避けられないとの警戒感から、売り優勢の展開となった。また、ハイテク関連はグーグル(アルファベット)を除き主力銘柄が売られ、下げを主導した。


今晩は売り買い交錯の見通し。明日の大統領選は民主党のバイデン候補の勝利がメーンシナリオだが、最終盤になって共和党のトランプ大統領が追い上げ、大接戦あるいは決着がつかないケースも想定されるため積極的な買いは入りづらい。また、原油相場の急落も相場の圧迫要因。半面、今晩発表のISM製造業景況指数は前回から小幅に改善する見通しで、関連株の下げは想定しにくい。また、前週末に売られたハイテク株が買い戻されれば、大幅安は回避しそうだ。




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配信元: フィスコ