パナソニックが商い膨らませ続急伸、決算悪もテスラ向け新型バッテリーで思惑
パナソニック<6752.T>が商い増勢のなか大幅続伸、全体軟調相場に抗して異彩の強さを発揮している。売買高は既に前日の終日分の水準を大幅に上回っている。同社は29日取引終了後、20年4~9月期決算を発表、営業利益は前年同期比31%減の966億2700万円と落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響が業績面に影響を及ぼしているが、特に経営環境の厳しさが浮き彫りとなっている航空機向けで米システム子会社などの収益悪化が足を引っ張っている。ただ、市場では「業績面の落ち込みは想定内。一方で決算発表の席上、米テスラ向け新型バッテリーの開発に着手していることが開示され、これが株価を強く刺激する形となったもよう」(国内証券アナリスト)という。
出所:MINKABU PRESS
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