米外為市場サマリー:欧米株安や米金利低下が影響し一時104円30銭台に軟化

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/10/28 07:58
米外為市場サマリー:欧米株安や米金利低下が影響し一時104円30銭台に軟化  27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=104円42銭前後と前日に比べ40銭強のドル安・円高。ユーロは、1ユーロ=123円16銭前後と同60銭強のユーロ安・円高だった。
 
 欧米を中心に新型コロナウイルス感染が再拡大していることなどを背景に欧米株式相場が下落したことを受け、低リスク通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行。米景気の先行き懸念から米長期金利が低下したことで、日米金利差の縮小が意識されたことも重荷となり、一時104円39銭まで軟化した。その後はやや下げ渋ったものの、この日に発表された米10月消費者信頼感指数が市場予想に反して前月から低下したことなどから戻りは鈍かった。一方、ユーロは29日の欧州中央銀行(ECB)理事会を前に積極的な売買が手控えらやすかったが、新型コロナ感染拡大による経済悪化を懸念した売りに押されるかたちで対ドルや対円で軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1796ドル前後と前日に比べ0.0010ドル強のユーロ安・ドル高だった。


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