2つのメルクマールに注目!
【注目ポイント1】遅行スパンの動向
【注目ポイント2】ローソク足と先行2スパンの位置関係
【見通し】直近高値である「1.34786ドル」付近までの上値トライも
【留意点】“フェイク”(ダマし)
英ポンド/米ドルが、ここもとじり高基調となっています。
上図チャートを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が右肩上がりであること、2) ローソク足が200日MAの上方に位置していること、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、4) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが21日MAに対してパラレルとなっていること、そして、5) DMI(方向性指数)において+DI>-DIとなり、ADXが低位置から右肩上がりとなりつつある(上図赤色点線丸印)ことから、英ポンド/米ドル・日足チャートでは、下方硬直性を示唆するチャート形状であると判断します。
その他メルクマールで注目すべきは2つ。
まず1つ目は、遅行スパンの動向。足もとでは、同スパンがローソク足を上抜ける“好転”(上図黄色丸印)となっていることが視認できます。当該シグナルは「上昇トレンドの起点」を示唆することから、足もとでは、レンジ相場主体から上昇トレンド主体の相場付きへと転換しつつあると捉えて良いでしょう。
そして2つ目は、ローソク足と先行2スパンの位置関係。21日時点で、ローソク足が同スパン(≒1.30747ドル)を上抜けしている(上図黄色矢印)ことから、「上値抵抗線突破」→「上値切り上げ」の起点となる可能性も。これからの時間にかけて、「+DI>-DIの乖離拡大」および「ADXの右肩上がり形状」が見られた場合は、同スパンが下値支持線として機能しつつ、直近高値である「1.34786ドル」(上図赤色三角印、9/1)付近までの上値トライとなりそうです。
上述した2つのメルクマールの“フェイク”(ダマし)には十分留意しながら、英ポンド/米ドルの「打診買い」※をしてみるのも一案と言えるでしょう。(※打診買い:上昇トレンド発生を想定し、試行目的で小口の買い注文を入れること。)
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