このあと米中古住宅販売件数 ただ、反応は未知数=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/10/22 22:57
 ドル円は104.70円近辺と下げ渋る動きが見られているものの、105円を回復を試す動きまでは見られていない。このあと日本時間23時に9月の米中古住宅販売件数が発表される。予想では年率換算で630万件と4カ月連続での上昇が見込まれている。

 パンデミックを背景に失業率は依然として高い状況が続いているものの、FRBがゼロ金利政策を実施する中で、住宅ローン金利は過去最低水準に低下しており、住宅購入者にとっては追い風が吹いている。

 パンデミックもあって、都市部以外の一戸建て住宅への需要が上昇している。一方、それと伴に在庫が低下しており、販売余力が小さくなっている。販売件数は伸びが見込まれるものの、それ自体は次第に正常化が見込まれている。

 ただ、為替市場は政治イベントに関心が集中しており、住宅指標への関心は遠のいていることから、反応は未知数。

中古住宅販売件数(9月)23:00
予想 630万件 前回 600万件

USD/JPY 104.70

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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