ミシガン大指数は改善が続くも反応は鈍い=NY為替速報

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/10/16 23:30
 日本時間23時に発表になった10月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は81.2と予想を上回り、4カ月連続の上昇となった。消費者のセンチメントは改善が続いていたが、トランプ大統領が新型ウイルスに感染したほか、米追加経済対策も与野党の協議が難航、製薬会社がワクチン開発の臨床試験を一時中断し、早期開発への期待も後退する中、消費者心理の改善は一服するものとみられていた。

 ポジティブ・サプライズではあるが、市場の反応は鈍く、ドル円は105.30円近辺、ユーロドルは1.1730ドル近辺での推移が続いている。

 FRBが低金利の長期化を決め込む中で、米経済指標への反応はこれまで以上に鈍くなっている印象。市場はむしろ、ウイルス感染に関連した政治動向に関心を集めているようだ。

ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(10月)23:00
結果 81.2
予想 80.5 前回 80.4

USD/JPY 105.32 EUR/USD 1.1734

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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