NY株式市場(16日)コロナ感染第2波の欧州株は軒並み切り返す−小売売上高は市場予想を上回る
16日のニューヨーク株式市場でダウ平均は、買い戻し先行で取引スタートとなりそうだ。
新型コロナウイルスの感染第2波で前日に大幅安となったヨーロッパ株式市場が、一夜明けて切り返す展開となっている。注目されていた英国とEUとの通商交渉を巡ってボリス首相は現地時間の夕方から記者会見を開くという。ダウ平均の寄り付きは、欧州株高が下支えとなりそうだ。
コロナワクチンの開発を巡り米製薬大手ファイザーは、第3相まで臨床試験が進んでいる新型コロナワクチンの緊急使用許可申請をFDAに11月第3週頃にも申請すると発表した。現在行っている臨床試験のデータが揃い次第、申請するという。引き続き、ワクチン開発期待が相場の底流で引き継がれよう。
取引開始前に発表された9月の小売売上高は、前月比で1.9%増加と市場予想(0.8%増)を大きく上回る内容となったことも相場の押し上げ要因として挙げられよう。
ダウ平均は、前日の取引で一目均衡表上の雲の上限にあたる先行スパン1(2万8192ドル)で下げ渋った上、終値ベースでは基準線(2万8342ドル)を上回り、いわゆる「雲入り」を回避した格好だ。16日のダウ平均は、前日に下げ渋った流れを引き継ぎ戻り歩調をキープしたまま寄り付きを迎えそうだ。ただ、週末要因とともに来週に控えている主力ハイテク株の決算発表を見極めたいとの姿勢から、朝方の買い一巡後は上値の重さも意識されそうで、相場全体底硬さが試される1日となる。
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