【注目】特需が期待できる銘柄3選◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/09/24 12:00

◆ハピネット

 玩具・ゲーム卸の最大手。これまで未定としていた第2四半期と通期の業績予想を発表し安心感が出ている。通期予想は売上高2400億円(前期比2.9%増)、経常利益35億円(前期比45%増)に伸びる見通し。巣ごもり需要のニンテンドースイッチの人気が追い風となりゲーム事業は好調だったが、新型コロナの影響で低迷したアミューズメント事業が段階的に回復しているようだ。さらに今後は11月にソニーから7年ぶりの新型ゲーム機「プレイステーション5」が発売されるため特需発生期待もある。前場急伸で伸び悩む場面があるも押し目は監視。

◆Amazia

 マンガアプリなどの電子コミックを手掛ける。巣ごもり特需で業績好調にもかかわらず、上方修正への期待感が強すぎたため8月の決算発表後に失望売り。しばし調整していたが徐々に切り返し。IPOやスガノミクス関連に資金が流れているため勢いはないが、好業績の見直し買いで戻りを狙う。

◆オンコセラピー・サイエンス

 東大医科研発の創薬ベンチャーでがん遺伝子の解析、治療薬を開発。ノーベル賞候補に同社創設者であり、がん治療の個別化に関し先駆的な研究をした中村祐輔東京大名誉教授が選出された。がん関連のノーベル賞候補は小野薬品以来で盛り上がりそうだ。ノーベル賞発表の10月まで思惑相場が続く可能性あり。

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配信元: 達人の予想